2008年02月26日

新エネルギーについての考察


・新エネルギーの取り組みについて

石油、石炭といった化石燃料エネルギーの代替エネルギーとして、再生可能エネルギー、
すなわち、太陽光発電や風力発電などが注目されているが、個々の開発は進められているにもかかわらず、
それらを総括管理するシステムの開発があまり進んでいないように思える。
すなわち、発電所といった分散システムを総括する総合かつ集中管理システムの開発と構築である。
これは、まだ世界的なビジョンが充分に検討され、発表されていないし、世界的に標準化されてもいないし、計画も充分に策定されていないからであろう。
ただ、個々のエネルギー開発が、小さな企業、研究機関といった集団単位で行われることによる場当たり的な開発と、研究費の規模が小さいために、
今できることから開発するといった近視眼的な開発に労力を注いでいることは、誠に効率が悪く、不幸極まりないといってよかろう。
そこで、これからの50年後にはどうあるべきかといった長期的なビジョンについて検討をしてみたい。
今、太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギーを利用した発電方法は、その能力には地域差が生じている。
場所や時間によって、日照量や風量が変化しているからである。
太陽光発電の場合、砂漠は日照時間が長く有利である。国際エネルギー機関「太陽光発電システム研究協力実施協定」(IEA PVPS)が砂漠での大規模な太陽光発電システム構築の可能性を検討している。(日経サイエンス2008年4月号P46)
一方、原子力発電など人工的に発電量を制御できる方法は、場所や時間を選ばず、地域差は生じないが、建設費が大きく、核不拡散防止が徹底しなければならない。
現在は、発電所で作られたエネルギーは送電方法の限界から、その近隣地域内で消費されているのが現状である。
しかし、ここで世界的なエネルギー送受信網ができたと仮定しよう。
そうすると、世界中のどこにいてもエネルギーの交換が可能であれば、エネルギーが余っているところから受け取ったりすることができる。
また、新たに発電所を建設することなく、他国から売ってもらうといったことができるようになる。(ただでくれればなおいい。)
そこで、国際的なエネルギーの売買を行う市場が創設されることが考えられる。
現在の排出権取引のエネルギー版といったものであろうか。そうなれば、多額のマネーが集まり、設備投資や研究にさらなる資金が投資できるようになる。
そうすれば、安定的かつ大量にエネルギーを供給できる国にマネーが集まるというしくみができ、いつまでも治安の悪い石油産出国に依存することはなくなる。
また、日本で起きた地震による原発の停止といった自然災害リスクを分散させることができるのである。
エネルギー供給のボーダーレス化は、携帯電話が世界に爆発的に普及したことを考えれば、世界的に拡大し、多くの副産物を生み出す可能性がある。
そして、このようなビジョンを世界的に展開し、目標を共有化して、その達成のため必要な開発費や物資を各企業や研究機関に国際的に援助していくことによって、
さらなる開発の促進が可能になるのではなかろうか。

・困難となるポイント

このような世界的なエネルギー交換システムを構築するためには、いくつかの技術的なハードルを克服しなければならない。
1つ目として、世界的なエネルギー輸送システムである。
ヒントは、宇宙太陽光発電の送電システムである。ただ、レーザーを使用するため、地上でのやりとりは難しく、
一度、人工衛星に飛ばしてから、もう一度、地上に送る方法が考えられる。
2つ目は、蓄電システムである。
各企業や家庭に蓄電するものが必要である。
今日の新聞に載っていたが、シャープと大和ハウスが家庭で太陽光発電でおこした電気をためておくことのできる蓄電池を開発すると発表された。(2008年2月26日日経新聞朝刊)
3つ目は、多額な開発費と国際的なインフラ
エネルギー売買の国際市場が生まれれば、いわゆる「努力するものは報われる」社会システムが構築され、新たなビジネス展開、新しい雇用の創出ができるであろう。
posted by shabuchu2008 at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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